【ハリウッド3D映画の視差分析プロジェクト】
				当該分野の課題の一つとして、3Dコンテンツ制作における特有なノウハウの確立が指摘されています。ここでのノウハウとは、主として両眼視差の付加による奥行き感の演出を意味しており、国際的にはハリウッドで先導的な取り組みがなされています。
				
				そこでAIS-J 調査・立案委員会では、AISのネットワークを活用し、ハリウッドで制作され世界的に評価されている著名な3D映画を対象とした、視差の抽出・分析を行っています。作品に含まれる視差の特徴や傾向を定量的に把握することにより、今後の3Dコンテンツ制作に有益な知見を共有することが目的です。
				
				視差分析の対象とした3D映画は、以下の5作品です。いずれも家庭での鑑賞を想定したBlu-ray版を用い、ピクセル視差を抽出しました。
				
					- アバター(20世紀フォックス,2009)
- くもりときどきミートボール(ソニーピクチャーズ,2009)
- コララインとボタンの魔女(フォーカスフィーチャーズ,2009)
- 塔の上のラプンツェル(ウォルトディズニーピクチャーズ,2010)
- ヒックとドラゴン(パラマウント,2010)
 
			
				
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					| アバター |  | くもりときどきミートボール |  | コララインとボタンの魔女 | 
			
			
			
				
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					| ヒックとドラゴン |  | 塔の上のラプンツェル | 
			
			
			
			
				これまでの結果については、以下の国際会議論文において発表されています。
				T. Kawai, M. Hirahara, Y. Tomiyama, D. Atsuta, J. Häkkinen, “Disparity analysis of 3D movies and emotional representations”, SPIE, Vol.8648, p.864834 (Jan., 2013)